たきぶろ

アニメ、アニメ、アニメ

メンタリストDaiGo著『ポジティブ・チェンジ』 感想 考えるより行動すれば人は変われる

 

ポジティブ・チェンジ

ポジティブ・チェンジ

 

 

 

今回はメンタリストDaiGoさんの『ポジティブ・チェンジ』の感想です。

 

本屋に行くと自己啓発本やビジネス本の表紙が魅力的でついつい買ってしまうことってありますよね。

 

僕は、買った本を読んで満足して「おれ意識たっけ〜!人生充実してるわー!」とか思ってそれで終わりなことばっかりなんです。

 

まあたまに気に入ったところとかは実践したりするんですけど全然続きません。

 

これって冷静に考えるとおかしな話なんですよね。だって自分を変えよう!って少しでも考えたから本を買ったのに一時的な満足感を得てるだけです。

 

賢者タイムを感じにくい分オナニーよりタチが悪いです。

 

本来なら一冊買って、読んで、すぐ行動するのが大事なのにほとんどの人はそんなことしてません。もちろん僕もしてません。

 

そこでネガティブな思考回路に疲れた僕が無性に「ポジティブになりたい」と思ってAmazonで「ポジティブ」って検索して1番上に出てきたのがDaiGoさんの『ポジティブ・チェンジ』です。

 

この本を一言で言うと

 

「変わりたいなら考える前に行動しろ」

 

って事です。

 

ではこの本で気になったポイントを紹介します!

 

 

行動しなければ変わることはできない

f:id:takiterina:20181023213011j:plain

 

今まで自己啓発本などでは考えてから行動みたいな流れが一般的だったと思います。

 

基本的に筋の通った考えで理論武装してこうこうこうだからやってみよう!みたいなことですね。

 

DaiGoさん曰くこれでは変わらないようです。

 

簡単に言うと

 

・変わろうと考えると人間は変化を制限するスイッチが入るから(ホメオスタシス)

・変わろうと考えることには努力が必要であり、努力は持続可能性が低いから

・考えるとエネルギーが失われるから

 

心理学的知見から人間の性質上、考える→行動ではダメな理由が挙げられます。

 

 

つまるところ変わろうと思うこと自体が間違っていたんですね。

 

なかなかの衝撃でした。

 

こんな自分になりたいとか自分がどうしたいなんてことは考える必要性が低いです。行動しながらどうすべきか考えることが非常に重要なようです。

 

この本は「行動」という点に絞った内容になっていて、心理学の視点から「行動」の意味を細かくわかりやすく解説している今までにない一冊だと思います。

 

 

ポジティブになりたいならまず何も考えずにとにかく変わればいい

 

こっからかなり自分の解釈です。

 

僕はポジティブになりたい!と思ってこの本を読みましたが、結局ポジティブな考え方なんてないんじゃないかと思いました。

 

簡単に言うとポジティブな性格の人は存在しなくてその人の行動がポジティブな行動なだけなんです。

 

自分が良いんじゃないかなって方向に行動を続けてる人がポジティブな人。

 

例えば「人の悪口を言わないで相手を褒めよう!」って考えて褒めた人と相手を褒めるという行動をした!って人がいたとして、

 

後者がポジティブな人だと僕は思います。

 

いや、違いわからんわ!って思う人がいるかもしれないんですけど、

 

僕の感覚的なことなので理解しがたいかもしれませんが、

 

ポジティブな人ってのはポジティブなことをしようっていうのが頭によぎるのが一瞬で反射的に前向きな行動や発言を行ってる人のことだと思っています。

 

だからポジティブになりたいなぁ、だから相手を褒めよう!って長々考えている人は本当にポジティブな人じゃない、本当のポジティブな人にはまだなれてない人なんです。

 

この本の中でも相手の良いところを探したり発言を変えてみたりしたら脳を変えられる!って書かれています。初めは考えて意識してからじゃないとできないかもしれません。

 

でも「ポジティブな人」の像ってこういうものなんだと思います。

 

ポジティブなことを考える必要はありません。とにかくポジティブな言葉を使って行動すればいいんです。

 

 

「めんどくさい」をスイッチにする

 

食器洗いめんどくさい。

 

同僚のミスで増えた仕事めんどくさい。

 

自分を成長させるのめんどくさい。

 

 

社会はめんどくさいで溢れていますね。

 

三菱財閥の創業者岩崎弥太郎氏が人が嫌がることを率先してやっていたから成功できた。

 

「めんどくさい」に先ほどの「考えるより行動」を掛け合わせます。

 

そしたら「めんどくさい」と感じた瞬間に行動するという反射が起こります。

 

「めんどくさい」ってのはやりたくない理由なんですよね。つまり考えてしまっている。

 

そこで「めんどくさい、だからやらない」って考えるんじゃなくて「めんどくさい→行動」という思考回路を作ってしまえばいいというものです。

 

これはなかなか良いスイッチです。

 

何に対しても考えすぎる人間にとって革命的な思考回路ですね。

 

「めんどくさい→でもやらなければ→後でやろう→ギリギリで行動」

 

「めんどくさい→行動」

 

めちゃくちゃスッキリしてます。しかも考えることで減るエネルギーも最小限です。

 

エネルギーのエコですね。さらにこれで自分が変われるなら一石二鳥です。

 

 

まとめ

 

「考えるよりまず行動しろ!」ってことは再三言われてきたことですが内向的な人は考えたり準備したりと行動に移すまでの時間がかなりかかるように思えます。

 

この本は行動するのことの大切さと具体的な方法論を上手く書いています。

 

すぐにグズグズ考えてしまう人にとっては本当におすすめです。

 

行動するようになってもすぐまた考えてしまう人は何度も読むべき本だと思います。

 

僕は自分のバイブルの一冊にしようと思います。