『ヲタクに恋は難しい』感想 本当にヲタクに恋は難しいのか?
こんにちは。
たきみです。
2018年春クールのアニメが始まってますね。
今回は『ヲタクに恋は難しい』アニメ第1話の感想を書いていきます。
この作品は漫画原作で『このマンガがすごい!』でオンナ編1位に輝いています。
すごいですね。僕は原作読めていません。本当に申し訳ないです。蔑んでください。
1話あらすじ
主人公である桃瀬成海は前の会社で交際していた同僚に腐女子であることがバレてしまい、交際が破局し、居辛くなり転職する。
転職先の会社で幼馴染でオタク友達の二藤宏嵩と再会し、意気投合して交際することになる。
率直な感想
はい。絵も綺麗ですし主人公のネットスラング的セリフも痛くておもしろいです。
また、リアリティがあってアニメというよりはドラマを見てるみたいです。
リアリティがあるが故にこの作品を見ると現実世界を意識してしまうんです。
現にツイッターでは
「本当のヲタクに恋は不可能」
「ワイはそもそも生きるのが難しいww」
「めっちゃ共感!」
「メイトデートいいよね!」
「面白いけどオタク用語分からない…」
と言ったコメントが多いです。
これって作品自体が面白いとかつまらないという感想より現実と比較したり共感したりするコメントになっているんです。
それで気づいたんですけど現実世界での自分の立場によって視聴者による感想の傾向が異なるようです。
まず、ディープなオタクは共感は示さずに本当のオタクはそんなにルックスがいいわけがないだとか、もっと挙動不審であるなど、現実とのギャップについて語ります。
続いて、比較的ライトなオタクは共感を示します。「昔オタ友と行ったコミケが懐かしい!」や「私もオタクであることを隠してリアルな生活をしてます」みたいな共感コメントが多いです。
後は、原作ファンやオタクじゃない人は「思ったより成海の声が高い!」や「ネットスラングや二次元ノリが良い!」など純粋な感想多めです。
なんとこの作品は観た感想によって視聴者をカテゴライズしてしまうようです。
この作品を視聴すると同時に視聴者の感想を一緒に見ることもまた一興かも知れません。
✳︎「ディープなオタク」「ライトなオタク」などの定義は長くなるのでここでは割愛させていただきます。
大人の隠れヲタクについて
この作品のテーマの1つである隠れオタクの社会での生き方についてです。
この作品を見て思い出したのですがメインキャラがオタクを隠してるという設定のものは以前も沢山ありましたよね。
代表的なものでいうと『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(以下『俺妹』)で登場する高坂桐乃も隠れオタクです。
俺妹の世界ではエロゲやアニメや同人誌を愛するオタクは穢らわしくておぞましいものとして厳しく描かれています。桐乃の父親は桐乃の趣味を知った際、ゲームなどを全て捨てようとしましたし、桐乃の親友である新垣あやせは桐乃のオタク趣味を知って絶交しようとします。
これはアニメの世界の話なので少し強めの表現がされています。ですが中高生などの多感な時期はオタクに強い偏見を持っている人も少なからずいます。
だからオタクであることを隠すことは自己防衛手段として悪いことではないし、周りと上手く付き合っていくには必要なことなのかもしれません。
ちなみに僕を含め周りの何人かは学生時代オタクであることを隠していて、同窓会でオタクであることをカミングアウトして盛り上がりました。
学生がオタクであることを隠す作品は既視感が強いのですが『ヲタクに恋は難しい』は学生ではなく社会人の隠れオタクの話です。
大人と学生ではまた状況が変わってきます。
まず大人は他人の趣味に対して寛容な人が多いです。
精神的に成熟して理性的になり偏見や好き嫌いが落ち着いてきます。
アニメやゲームなどは趣味のコンテンツの一つだと認識されてるはずです。オタクであることを隠さなくても大丈夫だと僕は思っています。
現に僕は同僚とアニメの話ばかりしていますし、「小説家になろう」で連載している先輩が上司に自分の作品を勧めてますし、ガルパンのヘッドホンをつけて出社している上司もいます。
飲み会でゆるキャン△の推しについて語るとオタク以外の人はポカンとしてますが、比較的アニメ文化も認められている時代になりましたし、アニメやゲームの話題なんかも普通にしても全く問題ありません。
もしかしたら強い偏見を持っている人もいるかも知れませんが、オタクを隠してる人はさらけ出した方が良い出会いや新しい発見が増えると思います。どんどんドーナツどーんっと行こう!
ヲタクに恋は難しいのか?
正直、人によります。(当たり前ですね)
どんな人と付き合ってどんな恋愛がしたいのかは人それぞれですしね。
まあオタクでもある程度ルックスに気を使っていてコミュニケーション能力が高ければ恋愛は普通にできるはずです(元も子もない)
これは僕の個人的意見であり主観であるのですが、オタク以外の趣味を持つことって結構大切かなと思っています。
オタク以外の趣味を持つメリットとして
・出会いが増える
・オタク度が緩和する
単純に趣味が増えるだけでその趣味の数だけ共通の趣味を持つ人は増えます。単純に考えて異性と仲良くするチャンスが増えるのでかなりのメリットです。
また、異性だけでなくクラスメイトや職場の人とも話すネタが増えるのでコミュ障脱出機会が増えます。
オタク度の緩和についてですが、「デュフwww」などと言ってる人でも、サッカーが上手かったりギターが弾けたらかなりイメージが良くなりませんか?
その人がオタク以外の趣味を持っていればアニメやゲームなどはその人の中のコンテンツの一つになりますよね。
非オタクの人からしたら「オタクって少し理解しづらいけど他の普通な趣味もあるし私たちと同じ人間なんだ!」って思ってくれます。これでグッと距離は縮まるはずです。
僕は恋愛において相手の趣味も理解したいですし自分の趣味も知ってもらいたいと思っています。
だからオタクの以外の趣味を通して交際して、相手の趣味を共有したり自分が好きなアニメをオススメしたりしたいです。多くの趣味で繋がれることができればそれだけ飽きずに楽しい時間がふえるかなと思います。
完全に自分の意見でした。。。
まとめ
とりあえず『ヲタクに恋は難しい』は現実のヲタクの生き方を考えさせられる作品なのかなと思っています。
今後の展開も楽しみで目が離せません。
そしてリアルの恋愛からも目を離さないようにしないといけないですね(自戒)
完!