イヤホンは人類の敵である
こんにちは。
たきみです。
先ず始めに言っておきますが僕は医者ではないので僕が言ってることは医学的な根拠があるわけではないので信用しすぎないでください。
みなさんはイヤホンやヘッドホンを頻繁に使用しますか?
僕は高校のときからかなり頻繁に使用していました。
大学時代から周りに騒音があると喋ってる相手の声が少し聴き取り辛いことがあります。
そして去年イヤホンをしたまま寝て(おそらく)急性音響外傷性難聴になります。これは1週間ほどで元に戻ったのですが、このときから耳管が非常に緩んだ状態になりました。
その後、カフェで音楽を聴きながら本を読んでいてイヤホンを外したら完全な耳管開放症になっていました。
おそらくこの耳管開放症には他の原因もあったのかもしれませんが、イヤホンの音によって耳管の筋が萎縮したり神経がおかしくなった可能性が高いです。
イヤホン・ヘッドホンの使用から起こる現代病
現代人はイヤホンやヘッドホンで必要以上に音楽を聴いてます。さらに音楽ライブにも頻繁に足を運ぶようになっています。
世界保健機関(WHO)も世界で11億人が難聴になる可能性があるとしています。
イヤホン・ヘッドホン難聴の症状は常に耳鳴りが聞こえていることや騒音下で相手の声や聴き取りたい音が聞こえないことなどが挙げられます。
僕も左耳は常に耳鳴りがしているし、正直最近はましになってきたんですが周りがうるさいと聴き取りが下手になります。
そしてこのイヤホン・ヘッドホン難聴はゆっくりと進行するので自覚しにくいらしいです。
興味のある方は僕のブログなんかではなく他の医療専門のサイトで詳しく書いてあるのでそっちで見て欲しいです。
イヤホン・ヘッドホンの使用による病気としてイヤホン・ヘッドホン難聴が主要な病気なんですけど急性音響外傷性難聴(聴覚過敏など)や、僕は稀な例ですが耳管開放症にもなり得ます。
イヤホン・ヘッドホンには様々な病気になる可能性がありますしそれぞれの病気の中にはかなり治りにくいものもあります。
どれかの症状が出ても医者が間違える可能性も十分にあり、そのためしっかりとした治療を受けられないことも考えられます。
ですからそもそも耳の病気には絶対ならないように意識して生活すべきです。
コミュニケーションが取れない世界
以前耳管開放症の治療で耳鼻科にお世話になっていたとき、僕の一つ前の患者のおじさんが「耳が聞こえ辛くてみんなとの会話が楽しめなくて本当に辛い」と言っていました。
正直、僕は怖くなりました。自分の病気が悪化してこんな風になったらどうしよう。耳ってこんなに大切だったんだ、、、
聞こえているってことが当たり前じゃなくて特別なことなんだと思いました。
耳の不自由な方がうつ病になったり自殺したりするケースはかなり多いらしいです。治る希望もほとんどないし、今まで楽しくできていたコミュニケーションができなくなります。
以前『結城友奈は勇者である』において勇者である登場人物たちが「満開」という強大な力を発揮する代償に身体機能を失うという設定を見て、どの身体機能がなくなればコミュニケーションに支障があるかと考えていたことがあります。
作品の中で結城友奈は味覚、東郷三森は左耳(以前に両足)、犬吠埼風は左目、犬吠埼樹は発声機能、三好夏凜は右手足両目両耳をそれぞれ失います。
話の中では犬吠埼樹が発声機能を失い紙に言葉を書いてコミュニケーションを取ります。これがギャグシーンでも見てて複雑な心境になります。
「自分がなったら嫌だ」とか、「樹ちゃんは強いなあ」とか、、、
犬吠埼樹以外はそこまで身体機能の欠損を嘆く描写が少ないです。
しかし、目、耳、発声はコミュニケーションを取る上で非常に重要です。
他の機能が疎かになっていいって訳では絶対ありませんが、これらの機能が失われるとうまくコミュニケーションが取れなくなって精神的にダメージが大きくなります。
うつ病等の副次的な病気の可能性をも考慮すると目、耳、発声機能は当たり前にあると思わず常に特別なものだと意識していくべきだと思います。
最後に
僕は耳がかなり悪いので、最近イヤホンやヘッドホンは一切使用していません。騒音がある場所にもいきませんし、ライブには必ず耳栓をしていきます。
今耳が元気な方でもイヤホンを連続して1時間以上使ったり、電車でイヤホンの音量を上げたりすることはオススメしません。
現代人は昔よりも大きな音にさらされているので確実に聴力が落ちるのは早いです。普通なら40代で耳の不調を感じ、60~70代で補聴器なしではコミュニケーションに支障が生じる人がかなり多くなるらしいです。
いい補聴器が開発されるかもしれませんがあなたの今の感覚は補聴器では完全には再現できない可能性が高いです。
もし健常者の方で今が楽しいと感じているならそれはあなたの身体が元気だからです。目が見えて、耳が聞こえて、手が動いて触れる感覚があって、声が出せて、味がわかって、臭いが嗅げます。
濱田祐太郎さんが自分のハンディキャップを武器にしていますが、それができずにダメになる人も沢山います。
今あるもの大事にして、感謝して、手放さないように努力することは人生で最も大事なことだと僕は思います。
おわり。