ひそねとまそたん 感想 マジレッサーについて

『ひそねとまそたん』　第９話より引用

こんにちは。

たきみです。

今期のアニメはいかがですか？

シュタゲやGGO、ヒナまつり、ゴールデンカムイあたりが安定して面白いと感じます。

ですが2018冬クールと比べると世間では不作と叫ばれているようです。非常に残念です。

そんな中ぼくの1推し作品はNetflixオリジナルアニメである『ひそねとまそたん』です。

現在9話まで配信中。

あらすじ

『ひそねとまそたん』　第１話より引用

新人自衛隊員である甘粕ひそねは国家機密である変態飛翔生体(OTF)の操縦士(Dパイ)としての適性を買われ、他のDパイと共に日夜訓練に励む。

まあ簡単に言うと軍用機に擬態するドラゴンを操縦する女の子たちの葛藤と恋愛を描いたお話です。

岡田麿里らしさ

総監督は『シン・ゴジラ』で監督を務めた樋口真嗣、『あの日見た花の名前を僕はまだ知らない。』を手がけた岡田麿里がシリーズ構成を担当。それぞれの良さが溢れている作品となっています。

『ひそねとまそたん』　第１話より引用

気になったんですけど主人公の甘粕ひそね(以下、ひそね)ってすごく岡田麿里の作品のキャラクターぽいですよね。

マジレッサーで空気読めないところとか感情で行動して他人に迷惑をかけるところとか、

この感じ『花咲くいろは』の主人公である松前緒花と少し似ています。

彼女も超絶空気読めない(自分で認めてる)ですし、トラブルを放っておけずに何にでも介入します。

結婚式場に乱入したり出版社に乗り込んだりとかなり強引なので一定のアンチを生み出しました。

ですが物語の原動力としては非常に優れた主人公です。彼女は考えるよりも先に行動してしまうけど、そこから得たものをしっかり考えて成長しています。

ひそねも松前緒花と同様に考えるより先に行動する(口に出る)の典型です。

でも松前緒花とは一味違った魅力がひそねにはあります。

それは一定の謙虚さとマジレッサーであるが案外空気読めてるところです。

ひそねはなんだかんだかなーり慎ましくて謙虚です。

ひそねは自分がマジレッサーで言いたいことを言ってしまうから喋らないように気を使ってます。

また序盤の方はマジレッサーを印象付ける為か、かなりつらつらと喋って周りを変な空気にします。

でも中盤あたりからひそねのマジレスは成長して時と場所を考えているのか、、、はたまた視聴者の声を代弁してくれているのか、良いタイミングでズバッと言ってくれます。

ひそねが星野絵瑠にOTFの扱いを諌めるシーンなんかはスカッとしました。

というか視聴者が思ったことをひそねがその場で言ってくれる爽快さが売りの作品なのでは？と思えるほどです。

まあそれ以前にひそねのマジレスは終始面白いので失礼なことを言っていても全然許せてしまいます。

キャラクターが多少強引にでもそのパワーで物語を進めて行くのはまさに岡田麿里らしさが滲み出ていますね。

岡田麿里の欠点と言われる複雑な設定や伏線の回収などの全体としての完成度については樋口真嗣がカバーしているのか、今作品では違和感を感じていません。素晴らしい。。

また、人間関係における心の機微を描くことも彼女の強みなので、今後終盤に向けて描かれる恋愛描写はかなり期待されます。

マジレッサーはどうしたらいい？

『ひそねとまそたん』　第7話より引用

まずマジレッサーの悪いところは、マジレスをすると人を傷つける可能性があるところです。

当たり前ですが、相手が気にしてることを面と向かって言ったりすると相手は傷つきます。

でもまあお互いの関係性とかマジレスの内容によっては良い方向に転ぶこともあるので一概に悪いとは言えませんけどね。

マジレスをすることで考えられるもう一つの悪いところとして、発言者の社会的評価の低下が考えられます。

空気を読まずにペラペラと思ったことを言い続けるとそれが的を得ていたとしても「我慢ができない人」「子供っぽい世渡り下手な人」に見られる危険があります。

一言で言うと舐められてしまうことです。

ここまで書いてきてマジレスをすることはあまり良いイメージはないですよね

でも結局、マジレッサーは空気を読めていて言い方が正しければいいんです。

相手が傷ついてしまうはことは察して言わない。冗談に本気で答えてはダメ。共感してほしいのに解決策を提示してはいけない。

だけど、

悪い現状を打破する為に敢えて空気を読まないという超空気を読んだマジレスをして、相手の悪いところを指摘することは悪いことではありません。

相手が自分の正直な意見を求めてコミュニケーションを取っているなら尚更マジレスすることは大事です。

まとめ

社会人は気を使いすぎてどれが自分の本当の声か分からなくなっている程には麻痺していると思います。

なのでマジレッサーであるひそねから学び、必要な時を見極め、言いたいことを提言する強さを身につけるべきであると思います(マジレス)

おわり