たきぶろ

アニメ、アニメ、アニメ

『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』から学ぶ視聴者がアニメを切る理由

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オタクと一括りに言っても一人一人の趣向は全く異なります。

 

まず、アニメ、マンガ、ゲーム、ラノベなどコンテンツは様々であり、アニメ専門のオタクもいれば、オンラインゲーム専門のオタクもいるのです。

 

オタク向けの街コンが意外とオタクトークで盛り上がらないのは趣向が異なるのに「オタク」という言葉で簡単に括ってしまっているからです。

 

オタク向け街コンはもっと細分化すべきなんじゃないかと思います。ゲーム好き街コン、SFアニメ好き街コン、FGO街コンとか……

 

とりあえず街コンの話は置いといて、

 

アニメに関しても当たり前ですがそれぞれの趣向が異なってきますよね。

 

今回はアニオタがアニメを評価するポイントや好きになる理由を分析していきたいと思います。

 

着目する点は「どこで視聴者はアニメを切るのか」にしたいと思います。

 

なぜ「アニメを切るという」減点方式なのかと言うと、アニオタは量産されたアニメの中から傑作を探しているので粗悪な作品は極力見ずに好みの作品を見ることに時間を費やしたいと考える傾向があるからです。

 

 

そして、先日『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』を視聴しました。

 

放送当時から賛否両論があるアニメであるため折角なのでこの作品を参考にして行きたいと思います。

 

 

好みの作風、世界観であるか

 

学園ラブコメ、SF、異世界転生ものなどそれぞれある程度趣向があります。

 

なので好みじゃない作風なら人気な作品でも途中でしんどくなって切ってしまうこともありますよね。

 

僕も純粋な乙女アニメはなかなか視聴が続かないです。『Free!』とかストーリーが面白いものは全然見るんですけど、、、

 

ちなみに『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』はかなり好みでした。異世界ものは世界観も興味深くて好きですし、ハーレム要素も大好物です。

 

あとは何と言っても自衛隊がかっこいい!ゴジラ世代なのでやっぱり興奮します。

 

 

でもまあ単純にハーレムものが苦手とか戦って人が死ぬのも無理って人にはオススメできない作品だと思います。

 

後述しますが、この作品は人が死ぬことに違和感を覚えることが多いので特にそう言うことが苦手な方には厳しいかも知れないです。

 

 

つまり、単純に「このアニメが面白い!」と言ってもそれぞれのアニメに特徴があってもちろん合わない人が一定数いるんです。

 

僕を含め作品の良いところを自分視点で語ってマウントを取り合っている愚かなアニオタさんたちは相手の好みとか好きなポイントとか尊重して話ができたらいいんじゃないですかね(知らんけど)

 

 

感情移入できるか

 

これがスーパー重要です。

 

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』を例にとってみますが、この作品には感情移入できる部分が少ないです。

 

再三言われてきたことですが、この作品のキャラクターは人や人族以外の者を殺したり、殺されているところを目撃しても命を悼む描写がほとんどありません。

 

第1話からいきなり銀座に現れた帝国軍の兵士を主人公の伊丹はナイフで殺めます。

 

伊丹が自衛隊だからと言って以前戦争に赴いてたような描写もないし人を殺したことがある描写もありません。

 

なのに伊丹は人を助ける為とはいえ何の躊躇もなく敵兵にナイフを突き刺します。

 

見ていて「えっ?」って思いました。

 

爽快な展開のなかにドヨーンとした違和感が残り続けることになります。

 

一応伊丹の過去話によるとパーソナル障害を患っていたらしいのでそのために感情の欠損があるのではと考えられますが、それを考慮してもイマイチ引っかかるシーンでした。

 

また、第3話でエルフの村が炎龍に襲われ、生き残ったテュカを自衛隊が救出するシーンがあります。

 

テュカを救出した後、伊丹たちが本物のエルフを見れて興奮するシーンがあるんですが、ちょっと考えてみると100名以上のエルフが死んだはずなのにその現場で呑気に話してるんです。

 

不謹慎も甚だしいんですがそれよりもこの人たちサイコパスなんじゃないかと怖くなりました。

 

そしてこの作品ではこう言うことが永遠に続きます。自衛隊員がいくら敵を殺そうとも命を悼むシーンはありません。よく見たらちょっとあったりしますが無いに等しいです。

 

つまりこの作品の欠点は感情移入ができないところなのです。

 

「なんとなくこの作品のキャラクター感情移入できないわ!」って思うことって多々あるんですが『GATE』ではそれがわかりやすいです。

 

自分がもしその立場なら当然に思う感情や感覚が芽生えないとやっぱり人は違和感を覚えるんです。

 

だからキャラの人間味は物語には必須なんじゃないかと思っています。

 

余談ですが、この自衛隊サイコパス要素を込みにしても僕は『GATE』が好きです。でもこの要素の所為で人にはオススメしたくない作品になりました。

 

『GATE 』が非常に面白い作品なのに特別に評価がされていないのはこの欠点があるからだと考えます。

 

 

展開に矛盾がないか

 

「ここおかしくない?」って思うと一気に話に入り込めなくなることがあります。

 

これが酷いと途中で視聴を辞める原因になりかねません。

 

『GATE 』は第1話でいきなり感じました。

 

1話の始めに銀座にGATE が開くんですけど「何でいきなり帝国軍が攻撃してきたの?」って思ってしまったんです。

 

確かに物語を進めるには必要な攻撃だったと思います。

 

ですが、未知の世界の相手にいきなり攻撃したりすることありますか?

 

まずは交渉したり、相手の力を調べたりするべきだと思うんです。というか普通そうしますよね。

 

でも何でか帝国軍はいきなり日本を攻撃して返り討ちに合います。相手のことをもっと調べていたらこんなことにはならなかったはずです。

 

作中では国王や元老院の人たちもある程度知性のある人物に描かれているのになんであんな無謀な行動をさせたのか納得がいきません。

 

これ以外にも結構な数「ここでこの行動するのおかしくない?」って思うシーンがありました。

 

まあこの作品の物語の流れ上仕方ない矛盾なのかも知れませんね。

 

こういう戦いやこう言う戦闘シーンを描きたいから、無理矢理辻褄合わせている感があったような気がします。

 

ボロクソに言ってしまったような気がしますが、この作品はキャラクターや世界観、シナリオが非常にクオリティが高く面白いので、矛盾が気になっても許せるレベルでした。

 

御都合主義による矛盾は程々にですね。

 

 

魅力的なキャラがいるか

 

キャラクター重視の作品にありがちですが、魅力的なキャラがいればそれでオールオッケー!ってことです。

 

『GATE 』で言うと魅力的なキャラが非常に多いです。

 

正直、この作品はここがかなり強かった気がしますね。

 

ロォリィ、レレイ、テュカの3人がかなり魅力的だし主人公の伊丹もやる気ないけどスペック高い系オタク、栗林や黒川も可愛い。

 

なかなか粒ぞろいでしたね。

 

確かにアニメを見る理由が好きなキャラを見る為のときって結構あります。

 

逆に好きなキャラクターがいないとどんなに展開が面白くても意外とキツいです。

 

オタクに受ける作品を作るにはやはりキャラクターの完成度が重要ですね。

 

 

リアリティに統一性があるか

 

アニメなのでリアリティが無くても創作だからという理由で許容可能です。

 

しかし、リアリティの水準を統一していただかないと一気に冷めることがあります。

 

例えば日常パートでヒロインをからかった主人公がヒロインの魔法で黒焦げにされても生きてるのに、戦闘シーンでヒロインが魔法で敵を殺しまくってたらどういうことだよってなる現象です。

 

例えが下手な気がしますけどご了承ください。

 

『GATE 』でリアリティの統一性が損なわれている部分は特に見受けられなかったです。

 

でも強いて言うなら、

 

僕は自衛隊の戦闘機が炎龍の戦闘能力を冷静に解析するシーンがあるんですけど、本当に異世界に行ったらやってそうな描写で妙にリアリティがあって好きです。

 

こう言う自衛隊の描き方はリアリティがあって非常にクオリティが高いんですけど、

 

先ほど言ったように自衛隊員の心情が全体的におかしくてリアリティを感じられなかったです。

 

自衛隊異世界での行動の表現は非常にリアルなのに彼らの心の動きをリアルに表現できていないところは少し違和感がありました。

 

 

好きなアニメ制作会社、監督、脚本家、声優が関わっているか

 

まあこれはブランドとか趣向に入るのかなと思います。

 

ふつうに好きな声優出てるし見るぞ!ってオタクは多いですね。

 

 

まとめ

 

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』この作品は良いところと悪いところが極端で非常に尖った作品でした。だからこそ議論しがいがあって面白いんだと思います。

 

個人的な感想ですがこの作品のテンポ感や爽やかさは大好きですね。かなりの神アニメだと思っています。

 

まあ先ほど書いたサイコパス自衛隊員の所為で人にはあまり薦めたくない作品ですけどね、、、

 

とりあえずアニメの評価について見てきましたが、

 

結論としては、

 

「こんな分析しながらオレわかってますよ感を出してマウントを取ってる暇があるなら好きなアニメを好きなように見るべき」

 

ってことですね。

 

アニメ『とらドラ!』 恋愛一本で描く傑作

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こんにちは!

500年ぶりくらいにアニメ『とらドラ!』全25話を見返したんですが、最近のアニメに引けを取らない…というか最近の作品よりずっと面白い傑作でした。

 

放送されたのが2008年の秋クールから2009年の冬クールまでなので丁度10年前のアニメってことになります。懐か死にそう。

 

 

あらすじ

 

親譲りの目つきの悪さでヤンキーと勘違いされる高須竜児は高校の2年生のクラス替えで竜児が密かに想いを寄せる櫛枝実乃梨や親友の北村祐作、「手乗りタイガー」と称され恐れられる逢坂大河と同じクラスになる。

 

ある日、北村に好意を持つ大河が誤って竜児の鞄にラブレターを入れてしまい、流れで竜児は大河の恋を、大河は竜児の恋を応援することになる。

 

 

ストーリーとしてはプール、夏休み、文化祭、クリスマス、修学旅行など1年を通して彼らの恋模様を繊細に描くボーイミーツガール作品です。

 

 

恋愛一本で勝負

 

ブコメと一言で言っても音楽、SF、ロボット、ゲームなど他の要素が入ってる作品が多い印象ですよね。

 

しかし、本作は恋愛アニメでは最高峰と呼ばれるだけあって恋愛を純度100%で描いています。

 

そしてやはり心理描写や含みのあるセリフ選びが上手いです。視聴者にキャラの気持ちを表現する際もセリフや行動をある程度間接的に描いていてラブコメにとって最も重要な部分を綺麗に作っています。

 

タイトルからわかるように主人公とヒロインがくっ付くんだろ!って1話を見た瞬間にわかるんですけど、その既定路線ありきにして考えても最終話までの描き方が素晴らしいです。

 

主人公の竜児やヒロインの大河の2人の関係が主軸に置かれていますが、実乃梨や祐作、亜美の関わり方がこの作品の面白さを広げているます。

 

恋愛要素一本、そして結末がある程度予想できるのに素晴らしい過程を描くという真っ向勝負をしたからこそこの作品は評価されているんだと思います。

 

 

アニメでラブコメを描くこと

 

この作品が何故ここまで評価されるのかと考えたときにこの作品がラノベ原作であり、アニメーションだからだと僕は考えています。

 

恋愛アニメに限らず世の恋愛コンテンツが視聴者を冷めさせてしまう要素は超急展開や薄っぺらいキャラがいること、矛盾や無理のある設定があることなどであり、「比較的現実的」であることと「感情移入ができる」ことが求められています。

 

恋愛ドラマだと視聴者が冷めてしまうハードルがさらに高いイメージがあります。ドラマは本当の人間が演じているだけに現実的でないといけないという側面が強いです。

 

小説も恋愛ならではの人間の深みが出せないといけないのでしっかりとした境遇や行動などから強い感情移入を求められます。

 

 

 

とらドラ!』はストーリーも恋愛の心理描写などの演出もコミカルな脚本も本当に素晴らしい。

 

しかしそれ以上にすごいのが視聴者を上手いこと冷めさせないところです。

 

アニメならではのご都合主義やコミカルすぎる演出は控えていますし、設定の甘い薄っぺらすぎるキャラはいません。

 

なんというか、ご都合主義を排除したフィクションって感じです。キャラの行動や物語の進み方も自然ですごく共感できます。

 

アニメだからできる特殊な演出やご都合主義を上手く抑えて「恋愛アニメ」における絶妙な表現方法の枠をしっかり守って作られている作品だと感じました。

 

 

とらドラ!のキャラについて

 

やれやれ系主人公、ツンデレヒロイン、元気娘、生徒会長、性悪モデル、これだけ見ると物語を進めるコマとしてのキャラクターの個性は十分なのですが他の作品と比べると少し個性弱めかなって思います。

 

ですが1人1人にしっかりした設定があります。噛めば噛むほど味が出る感じ。

 

「主人公の目つきが悪い」なんて他の作品だとただの個性として終わらせてしまいそうですが、

 

とらドラ!』では竜児の家庭事情に繋がっているんですね。ヤクザである竜児の父親は泰子と竜児を置いていなくなります(本当は結婚もしていません)。

 

竜児の父親の事情や泰子が背負っているものが竜児の目つきの悪さに現れているようで作中で話題になるたびに気になりました。

 

こんな風にキャラの設定がかなり細かく作られていて度肝を抜かれることがしばしばありました。

 

また、何と言ってもすごい印象的だったのが櫛枝実乃梨でした。

 

序盤はマイペースな元気娘で竜児の意中の女の子。

 

しかし中盤以降は竜児のことが好きになり、親友である大河との接し方や竜児と大河の関係に苦悩します。

 

櫛枝は元気娘を演じているけど、根は真面目で友達思いの良い子。でも、いまいち恋がわからなかったり自分の気持ちに向き合えなくて悩みを抱える女の子でもあります。

 

他作品なら元気娘は終始元気娘で終わるイメージですが櫛枝は一味も二味も違いましたね。

 

中盤以降の櫛枝の深みが広がる感じが何とも言えなかった。

 

もはや櫛枝が視点で『とらドラ!』を描いて欲しいくらい、物語の中枢に関わっていて、色々なことに翻弄されて、さらに自分自身と向き合い成長したキャラだと思いました。

 

正直、初めて『とらドラ!』を見る人は竜児と大河の恋模様にスポットを当てて見るべきだと思いますが、2周目以降は櫛枝の苦悩や葛藤、そして成長に注目して見るべきだと思います。

 

 

まとめ

 

さすが名作とあるだけに語りたいことや考察できることが山ほどあります。しかも語りたいこと一つ一つに深みがあって自分のキャパがオーバーしそうです。

 

あと、5周はしないとしっかりはコメントできなさそうですね……

 

とりあえず日本アニメ史に残る最高のラブコメアニメだと断言できる作品だと思います。

 

 

 

アニメ『灼熱の卓球娘』 萌え絵×スポ根×百合 最強コラボ

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ゆゆうたのお陰で『灼熱スイッチ』のコード進行が話題になったのでついでにアニメ版『灼熱の卓球娘』を見てみました!

 

となりのヤングジャンプ』連載作品なので週刊に連載されている作品よりも自由度が高く、スポ根だけどその既定路線をある程度外れて描きたいことを表現しているような作品でした。

 

評価としてはかなり面白かったです。卓球の技も現実のプレイにある程度忠実で見応えがあります!

 

しかし、原作もストーリーの進度がゆっくり目なのでまだまだこれからどのような展開を見せるかによってこの作品の質は変わってきますね。

 

 

作者天才かよ

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スポ根マンガって迫力を出すために硬派な絵柄だったり、キャラクターの頭身を実際の人間に合わせたりした作画が多いんですけど、今作品は完全に萌え系の絵柄なんです。

 

それ故に試合の描写とか描くの難しそうだなぁと思うんですけど全く違和感ないです。

 

いや、それ以前にスポ根と萌え絵合わせる発想が本当に天才。

 

作者の朝野やぐら先生はスポ根マンガと萌え絵両方好きだから一緒にしちゃえって感じで書いたらしいんですけど簡単にできることじゃないです。

 

まあ両方の要素入れてるマンガはたまにあるんですけど、萌え系美少女はすごく良いのにスポ根要素やストーリーがイマイチな作品が多い印象でした。

 

申し訳ないんですが『はるかなレシーブ』もキャラは神なんですけどストーリーとか台詞回しとかが地味な印象でした。

 

それに対して、『灼熱の卓球娘』はストーリーや心情描写、キャラの葛藤がすごく綺麗に描かれていて物語に深みが出ています。

 

そしてなんと言ってもキャラが濃いです。

 

ツンデレ、元気、クール、おどおど、、、どっかで見たようなキャラが多いですけど、作者は現存する萌えマンガから人気が出そうでかつ作中に描きやすい萌え要素のあるキャラをしっかり考えて作っているという印象が強いです。

 

はじめにキャラ付けをしっかり行なっているおかげでキャラの関係性や個性がブレないんでしょう。

 

個性的なキャラクターとしっかりした卓球要素を足して化学反応を起こさせた傑作ですね。

 

 

アニメ版の描き方が良い

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尺の関係ですかね。原作よりアニメの方が細かく描かれています。

 

原作をそのまんまアニメ化すると地区大会の途中で1クールが終わってしまいそうなので地区大会までを細かく描いて1クールに収めたって感じですね。

 

原作だとこよりが入部して他の部員との試合はカットされて急にこよりVSあがりのエース対決になります。しかし、アニメ版ではこよりが入部してあがりと戦うまでに他の部員と試合する描写が描かれています。

 

あとはもず山中との試合でも原作では描かれなかったこよりVSくるり以外の試合もしっかり描かれています。

 

 

そしてなんといってもアニメならではの神回は3話ですね。

 

あがりは何をやっても平均な少女でした。しかし、自分が唯一輝ける場所である卓球に出会います。

 

いつしか楽しく卓球をすることを忘れ、自分が勝ち続けて部のエースでいることにより自己顕示欲を満たすようになります。

 

そして突然現れたこよりにエースの座を奪われそうになり恐怖するが、楽しそうにプレイするこよりを見て卓球の楽しさを思い出すことでプレイの幅を広げ成長します。

 

1話2話はこよりがチヤホヤされて注目され、あがりがモヤモヤするフラストレーションを全力で描いているんですが、3話でこよりのプレイによってあがりが卓球の楽しさを思い出して一皮向けます。この引っ張り具合がなんともたまらないです!

 

全体的に主人公のこよりよりもあがりの心情の方にスポットを当てた演出になっています。あがりの非常に人間らしい葛藤が視聴者に感情移入させちゃうんですね。

 

というか絶妙に綺麗なシナリオなので単純に見ていて気持ちがいいです。

 

以前『はねバド!』についてのコメントでも言ったんですけど、ただ原作のまんまアニメ化するんじゃなくて、アニメ化の意味を原作の宣伝それ以上に昇華させ、作品の世界を広げれる方が良いですよね。

 

灼熱の卓球娘』はアニメ化で確実に世界が深く広くなったと思います。

 

 

百合マンガだよね

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基本的にキャラのカップリングを意識して描かれています。

 

こよりとあがり、ハナビやほくと、ムネムネやキリカ、くるりざくろなど2人の関係性や背景がしっかり作られていて百合に深みを出していますね。

 

お互いが自分にとっての特別な存在で支えになったらエネルギーの原動力になったりします。

 

試合でもお互いの応援やかける言葉でプレイが変わったり反撃に入れるパターンが多いですね。まあ他のスポーツマンガでも特別な相手による刺激で窮地を脱するっていうのは定石ですが…

 

つまり百合が原動力で試合に勝つみたいな作品。

 

だから卓球の練習以上に自分のパートナーとの百合ライフを充実させようとしてるんですね。百合は尊い。。。

 

 

まとめ

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簡単に言うと「萌え美少女が百合を原動力に卓球の試合をする」みたいな作品です。

 

作者の脚本力やキャラデザも素晴らしいんですけどやっぱり萌え絵とスポ根を掛け合わせたように自分の好きな要素を注いでいくのは創作で大切なんだと思いました。

 

原作がもっと進んだら2期制作してほしいですね。

 

 

『ひもてはうす』 感想 台本パートもPPP(パジャマパーティーパート)も面白い!

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石ダテコー太郎監督と言えば『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』、『てさぐれ!部活もの』などを手掛ける放送作家にしてアニメーション監督ですね。
 
今期も彗星の如く現れた『ひもてはうす』がなかなか面白いと話題ですね!
 
アニメの構成としては前半にコメディタッチの台本パートがあり、後半はお題のシチュエーションを大喜利形式で演技していく声優さんたちのアドリブパートがあります。
 
脚本と声優さんたちのアドリブ力が作品の面白さを直接決定してしまうアニメとなっています。
 
 

あらすじ

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4月に社会人となった本郷たえは、友人である紐手こころに誘われこころの住む紐手家(通称ひもてはうす)にてこころ、ときよきなみ、こころの友人の新井みなも、猫のえにしと共同生活をすることになる。
 
実はそれぞれ特殊な能力を持っている彼女たちは、その能力を活かしつつどのようにしたらモテるのか日々悩み続ける。
 
 
いわゆる異能力日常系アニメです。
 
 
 

てさぐれ!部活もの』で野球してたよね?

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『ひもてはうす』の第4話で野球女子はモテる!ということになって「異能力×珍プレーをルールブックによる解説」という意味不明な野球をします。
 
前もこんなの見たなぁと思ったんですが、
 
ダテコー監督の以前の作品『てさぐれ!部活もの』の中でも野球をやってますね。
 
こっちは「スイカ割りの要領でやる野球」です。
 
メンバーは目隠しをしてプレイを行い指示を与えるポジションの声通りに動くというなんとも珍妙な野球です。何故か自分のチームだけ目隠しプレイをするので主人公たちはコールド負けをします。
 
相手も目隠ししろよって感じですね。
 
何だかんだダテコー監督は普通考えつかないようなおもしろい野球ばかり描きますね!天才です!
 
 

大喜利パートがシチュエーション大喜利に!?

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以前の『てさぐれ!部活もの』でもそうだったんですがこの手の作品はアドリブパートが基本的に芸人がやる大喜利が多いです。
 
でも今回の『ひもてはうす』ではお題のシチュエーションに合わせて演技するアドリブとなっています。
 
正直なところ、声優さんの大喜利は「可愛いほのぼのときどき痛い」って思ってました。
 
死ぬほどおもしろい!って思ってた人ごめんなさい。
 
でもシチュエーションアドリブ演技はすごく声優さんにハマってて面白いです。
 
まあ声優さんも色んなキャラクターやシチュエーションを演じてきたので経験も豊富でスラスラセリフが出てくるんだと思います。
 
このアドリブパートは非常に面白いので今後の作品にも影響を与えてほしいですね。
 
 

『でびどる』とどっちが面白い?

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今期の台本パートとアドリブパートのある同系統のアニメとして『でびどる!』があります。
 
内容的に『でびどる!』は普通です。
 
面白いっちゃおもしろいんですけど脚本パートも大喜利パートもこの手の作品によくある感じで普通ですね。
 
ふかわりょうさん及びみもりんざーさん、井口さん全員好きなのでめちゃくちゃ見てますが…
 
あ、でも第3話を放送せず間違って先に作ってしまった第4話を放送したのはここ最近で1番笑いました。斬新な3話切り対策ですね。
 
 
とりあえず好みで別れるのは当然だと思いますが総合力で言えば個人的に『ひもてはうす』の方が面白いかなと思います。
 
 

まとめ

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台本パートとアドリブパートのあるアニメもなかなか良いですね。
 
声優さんが活き活きと仕事ができてアニメーションを盛り上げるジャンルの1つなんじゃないかと思います。
 
 

『BanG Dream!』 戸山香澄のエネルギーについて

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こんにちは!

 

2019年冬アニメで『BanG Dream』のセカンドシーズンが放送予定ということでバンドリ1期を復習しました。

 

声優ガールズバンドプロジェクトの宣伝としてのアニメ化みたいな作品なのでそこまで凝ったストーリーではない気がしますね。

 

キャラの個性とかメインキャラそれぞれの絡みなどは凄く良く描かれていて、そこに関しては非常に楽しめる作品でした。

 

しかし、ライブハウスに飛び入りで「きらきら星」を歌ったり、一度も練習で合わせていない彩綾が文化祭でクオリティの高い演奏ができたりとアニメ特有のご都合主義もたくさんあります。

 

そしてアニメ放送当時から言われている「主人公の戸山香澄が巻き込み型の自己中ヒロインで見てられない」というコメントについてですが、

 

僕も当時見たときは「香澄うぜ〜」と有咲と同調するような感想を抱いていましたが改めて見直してみるとそんなことはない気がします。

 

 

香澄のエネルギーについて

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人はエネルギーを与えたり貰ったり、時には奪ったり奪われたりしながら生きていると僕は考えています。若干スピリチュアルなんで苦手な方はごめんなさい。

 

エネルギーを多く持つ人と喋ったりすると自分もやる気が出てくるときってありませんか?これは相手からエネルギーを分けてもらっているからです。

 

元気な人に挨拶されて自分も他の人に元気よく挨拶しよう!って思うのもエネルギーの連鎖ですね。

 

アニメを見てて思ったのですが、香澄はエネルギーが非常に高いです。溢れ出てます。

 

作中で香澄がいるとその場は活き活きしますし香澄がキラキラしているのを見て私も頑張ろうって思ってるキャラももちろんいます。

 

香澄は一見自分がしたいことに周りを巻き込んでエネルギーを奪うバンパイアのように見えるかもしれませんが、

 

実は「楽しいことを一緒にしたい!」「私のエネルギーをあげるから一緒に楽しくバンドしよ!」ってニュアンスで生きています。

 

初めはみんな迷惑しているように見えますが香澄は意外と空気を読んで相手がどうしたいかっていうことを考えた(感覚かも)上で行動しています。

 

正直なところ、香澄はマスターベーション型のハイテンション自己中ヒロインではなくエネルギー散布型の思いやりヒロインなんだと思いました。

 

 

香澄のエネルギーの与え方

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いやでもみんなに無理矢理バンドやらせてない?特に有咲とか!

 

って思う方もいるかもしれません。

 

でもよく見ると有咲は不登校で友だちも全くおらずかなり寂しい境遇なんです。

 

香澄はランダムスターがほしいという気持ちも確かにあったかもしれませんが、

 

「寂しそうな有咲と友だちになりたい!」と無意識に考えて、多少無理矢理だけど有咲と仲良くなるまで家に通い詰めたんだと思います。

 

りみや彩綾の場合はバンドに誘って断られたら香澄はきっぱり諦めましたが、有咲の場合、香澄が「有咲とバンドをすることは100%有咲のためになる」と考えたから諦めなかったんだと思います。

 

だから有咲へエネルギーを与えれるように少しずつ心を開かせて小さなパイプを作っていったんですね。

 

たえの場合も「私と一緒にバンドをしたら楽しいよ!」ってエネルギーを与えて、それに反応したたえが自分からバンドに加入します。

 

彩綾やりみのときも自分の気持ちも伝えて相手の気持ちもしっかり汲み取っています。

 

相手のことを考えて行動するからこそパイプが作れてそこからエネルギーを与えられるんです。

 

香澄がエネルギーを与えて「香澄と一緒にバンドをしたら楽しそう!」ってみんなが思うからPoppin' Pprtyが成り立ってる訳ですね。

 

香澄はどこからエネルギーをもらっている?

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香澄のエネルギーの源はどこなのでしょうか?

 

香澄の星を意識した髪型のセットの方法並みに謎でした。

 

僕の解釈だと「星」からエネルギーを得ているんだと思います。

 

いや、どんなスーパーヒーローだよって感じですね。

 

香澄は子供の頃に「星の鼓動」を聴いて「キラキラドキドキしたい!絶対したい!!」って考えるようになりました。

 

これは完全に星からエネルギーをもらってますね。原動力が「星」っていう人初めて見ました。

 

星のキラキラエネルギーが香澄のドキドキセンサーを刺激して毎日楽しいことを探させて行動させているんだと思います。

 

星という人間を超越した力からエネルギーをもらっている香澄なら何でもできてしまいそうですね。

 

 

自分がエネルギーをもらえること

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ちなみに僕がエネルギーを貰ってるものですが、

 

「アニメ」です。

 

アニメって非日常的なものなので「こんな非日常的な出来事が起こるような楽しい1日にしよう」と考えて生きてます。

 

でもアニメの世界のことなんて99.999%実現不可能なのであくまで「非日常」や「新しいこと」を意識しています。自分で語り申し訳ない。

 

あと他人のエネルギーも貰って生きています。

 

元気に挨拶してもらったら「自分も貰ったエネルギーで頑張ろう!」とか丁寧に接してもらったら「自分ももっと相手と向き合おう」とか意識してます。

 

でも人に迷惑をかけたり無駄に心配させたり相手からエネルギーを奪う行為はなるべくしないようにしています。誰かから奪ったら巡り巡って違う誰かから自分のエネルギーを奪われることも多いにありますからね。

 

 

まとめ

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香澄のエネルギーについて分析してきました。

 

一度見たアニメを数年後に見たらやっぱり違った視点で見れるんだなぁという発見もあり非常にユウイギでしたね。

 

バンドリ2期でもバンドメンバーや視聴者に素敵なエネルギーを与えてくれることを楽しみにしてます。

 

 

『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』 感想 作画崩壊については円盤修正に期待しろ!

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『妹さえいればいい』『エロマンガ先生』などラノベ作家が出てくるラブコメって妹が出てくる作品が多めですね。『俺妹』も地味に桐乃がラノベ書いてましたね。

 

そして今期「作画崩壊」によりリボーン並み…は言い過ぎですがかなりの注目を集めているのが『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』

 

設定としては「何番煎じだよ!」って感じの何処かで聞いたことのあるものばかりですがただただ弱ツンデレ敬語妹の涼花が可愛い作品です。人気が出やすい妹キャラに力を注いで尖りまくってます。

 

今回はさまざまな視点でこの作品の感想を述べていきます。

 

 

作画崩壊について

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今年は冬アニメの『メルヘン・メドヘン』から始まり、作画崩壊アニメもなかなか豊富だったんじゃないでしょうか?

 

そして今年を締めくくる作画崩壊アニメが『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』ですね。『メルヘン・メドヘン』みたいに放送中止にならないことを祈ります。

 

まあアニメの作画は第1話からあまり良くなかったのでそんなに期待はしていませんでした。

 

たしかにまとめサイトの崩壊スレをチェックすれば所々酷いところはありますね。

 

特別作画について世間から悪い評価を受けるのは、新海誠作品など異次元の神作画を魅せる作品が増えてきて作画の良い作品と悪い作品の落差が一層広がってしまったのが原因ではないでしょうか?

 

でも静止画等は妹ちゃんめっちゃ可愛いんですけどね!

 

ちなみに原作の挿絵を描いてるぎん太郎さんのイラストは非常に可愛いです。イラスト見ただけで買ってしまいそうなくらいですね。

 

その分可愛いはずのキャラがアニメ化して崩れているのは確かに残念です。

 

それ故に今期の中なら製作陣を応援したくなる作品です!少しでも良作画に持っていっ欲しいですね。それか円盤で修正に期待です!

 

 

主人公のキャラが薄い

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いや、マジですずめの涙ほどの個性すらない。

 

『妹さえいればいい』の羽島伊月くらいの妹信者だったら面白いんですけどねー

 

というかキャラデザもなかなか没個性ですね。髪の色以外特徴的なところがないです。生徒Bくらい凡庸です。

 

これは作画崩壊とかなり相性が悪いですね。特徴がないキャラの顔が異なると別キャラになってしまいます。

 

ラノベの主人公ってほとんどの作品没個性なんですけど、やっぱりどこかに物語を面白くしていけるような個性を持っていて欲しいですね。

 

 

涼花ってかなり良妹では?

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ツンデレのお兄ちゃん大好き妹である涼花は学校で成績優秀、運動神経抜群で生徒会長も務めるスーパーしっかり者の妹です。

 

クズ系妹、ツンデレ妹、中二病妹、相談役妹、男の妹、引きこもり妹、などいろんなタイプの妹がいますがしっかり者妹はなかなか良いですね。まじで現実にいてほしい。

 

 

涼花に対して、今期のアニメでは『青ブタ』の主人公である咲太の妹、かえでは守ってあげたくなる系妹ですね。

 

対照的な妹キャラですがやはりここは好みがわかれますよね。

 

勝手なイメージですがアニオタはダメ人間が多めなはず(普通の人ごめんなさい)なのでしっかり系の妹が好みである傾向が強いかもしれません。

 

 

かなり良作なのでは?

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僕の感想としてお話は全く面白くないです。

 

主人公がお兄ちゃんのことが大好きな可愛い妹とイチャイチャする話です。そんなのこの世界にいくらでもあります。別の世界線にも異世界にもそんなラノベ腐る程あると思います。

 

しかしですね。

 

全く面白くないのですがこの作品は好きです。

 

この感想は一見矛盾してるように聞こえるかもしれませんがそんなことはありません。

 

まず、このジャンルの作品はストーリーの面白さで勝負してない(はず)です。

 

ブコメはいかに萌えるシチュエーションであるかといかにキャラが可愛いかがポイントになります。

 

そして、涼花はくそ可愛いです。可愛い死にます。オタクの願望を全世界から集めたような妹キャラです。

 

だから設定もストーリーもつまらないけど妹が可愛いから一生見てられるんです。

 

オタクってちょろいなぁ〜

 

 

まとめ

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結論、話は面白くないけど大好き!作画が綺麗だったらなお良かった!って感じの作品です。

 

まあ今後作画が安定してくる可能性は低いですが暖かく見守ろうと思います。、

 

いやーしかし、妹が可愛いラブコメはいいですね。一生見ていたい。

 

 

オタクがアニメの円盤を買う意味とは?

 

散々悩んだ末に『少女☆歌劇レビュースタァライト 』のBlu-ray1巻を買いました。

 

初回限定生産かつ全巻購入特典の描き下ろし全巻収納ボックスと複製台本がもらえるシリアルコード付きで1巻約15,000円。

 

全巻揃えれば決して安くないんですけど僕は全く後悔はしていません。

 

なぜdアニメストアなどの動画配信サービスですぐ観れる作品を買って満足するのかを、せっかくなのでアニオタが円盤を買う心理とともに分析してみます。

 

 

この作品が好きだから

 

「なぜ円盤を買うの?」と聞かれたらまず「好きだから!」ですよね。

 

「円盤が生活に必要だから」って人はほとんどいないはずです。

 

なぜなら円盤で頭を洗ったり、円盤を食べたりできないですから(偏食者を除く)

 

また、円盤のジャケット買いはほとんどいないはずです。たまーに絵が可愛いだけでジャケ買いする友人もいますが少数派です。

 

好き→円盤買うという流れがセオリーですね。

 

アニメは年間200本以上作られてるんですけど「じゃあ好きなら全部買うの?」となります。

 

そこで僕が考える好きな作品の中から円盤を買う作品を選ぶ基準を挙げてみます。

 

はじめに断っておきますがあくまで僕個人の基準です。

 

1.自分の好みに合致していてすごく好き

 

面白い作品なんて無限にあります。その中でも自分の好みに合った世界観だったりストーリーなら僕はまず円盤を買うか検討します。

 

好みだからって理由だけで買ってもいいと思うんですけど如何せん円盤は高価ですからね。慎重に選ぶ必要があります。

 

あくまで1.は足切りくらいで本当に買うか判断するのは2.3.の基準になります。

 

2.何度も見返すことで発見があるほど細かく作られている

 

最近は作画が綺麗だったりロケハンがしっかりしていて細部の描き方がすごい作品が多いです。

 

また、メッセージ性がしっかりしていたりストーリーが非常に緻密に練られていたりすると見るたびに自分の感じ方が変わったりします。

 

つまり、僕の場合ですが繰り返し見ると発見があるであろう作品は購入する傾向があります。

 

逆にキャラや曲を押している作品はどんなに好きでも買わない傾向にあります。そういう作品は配信で見たりCD買ったりすることが多いです。

 

しかし、僕とは違って押しに命をかけてる人たちはむしろキャラのために円盤を買う傾向が強いですね。

 

アニオタと言ってもいろんなタイプがいるので買う基準は若干異なってくるようです。

 

 

3.所有したい

 

もはや円盤を買うことは所有したいというコレクション欲を満たすってことに尽きますね。

 

これは僕のフィーリングですが「この作品は俺を構成するものの1つだ!」って思ったら買うんです。

 

10年後や20年後も忘れなたくない。誰かに貸すことによって布教したい。だから所有という形で残す。

 

つまり、未来の自分にも伝えたい感動とメッセージがある作品。そしてそれを自分以外の人ともシェアしていきたい作品が円盤を買うに相応しい作品なのだと考えられます。

 

 

続編が見たいから

 

まあ円盤を買う理由は「好きだから!」が半分以上のシェアを誇っていると思われますが、

 

円盤を購入することで制作会社にお金が入り、2期や映画化が濃厚になります。

 

「続編が見たい!」という理由から円盤を購入する人も一定数います。

 

またアニメ制作会社に存続してほしいという理由からその制作会社の作品を全て買っている人も中にはいます。

 

 

完全なものを見たいから

 

Blu-rayなどで見るとテレビ版や配信と比べてやはり画質が良いです。

 

最近の作品は特に作画へのこだわりが強いので大事な部分ですね。

 

さらに一部の修正やテレビ版では自主規制されていた箇所が見れたりします。

 

ありのままの作品を楽しみたいなら円盤を買うべきだと思います。

 

 

特典がほしいから

 

イベント先行申込券や描き下ろしジャケット、特典映像、オーディオコメンタリー、CD・DVD、オリジナルグッズなど多くの特典が付いてきます。

 

だいたいどの作品の円盤も基本的な特典は変わりませんがたまにすごいクオリティのものが散見されます。

 

例えば、『物語シリーズ』や『angel beats』などはキャラコメの脚本が緻密に作られていて素晴らしいです。

 

この辺りの作品はとりあえずキャラコメ目当てで買ってしまうのもありだと思いますね。

 

 

買うか迷ったらどうすればよい?

 

 

もし絶賛円盤を買うか迷い中の人がいてアドバイスするなら、先程の僕が円盤を買う基準を検討した上で、

 

「迷ったらとりあえず買ってみたら?」

 

と言います。

 

買ってみて「7000円を飲み代にすれば良かった!」「貯金すれば良かった!」って後悔するならこれからアニメの円盤は買わなくていいと思います。

 

もしくは買う作品の基準を高くする(例えば1クール1本までとか1年で2本まで)のでも良いと思います。

 

そして後悔なんて全くせず円盤を買って大満足な人はこれから好きな作品を買い続ければ良い思います。

 

好きなものに全力な人の方がカッコいいですからね。

 

とりあえず円盤を買うにしろ買わないにしろ好きな作品に出会えたことは結構素晴らしいことだと思います。

 

自分が影響されるものが増えるのは人間的な深みがじわーっと出てくるはずなので好きな作品は大事にしていきたいですね。

 

 

まとめ

 

僕が考える円盤を買う理由や基準をつらつら書いてきました。

 

やっぱり様々な要素が入り組んでいて買うか判断するのは難しいですねー

 

最近のアニメは収益化の方法も増えてるし少しだけ価格を安くしてショートOVA1話を毎巻入れてくれたらいいのになぁとか製作陣の苦労を知らず思ってたりもします。わがままでごめんなさい。

 

まあこれからも本当に好きな作品はどんどん買っていけたらいいなと思います。

 

そして僕がおっさんになっても今買った作品を息子や孫と一緒に見たりしたいですね。